映画「怒り」の見どころはゲイシーン以外にもたくさん有った!

ゲイとかバイセクシャルの人の間で話題になった映画が有るんだけどね、遅ればせながらレンタルしてきて観た。
「怒り」だ。

 

何が話題って、そりゃ・・・妻夫木聡君と綾野剛君のゲイの絡みシーンだろ。

だって、キスしてるんだぞ!?

そりゃ話題にもなるだろ。売れてない役者がやってるならともかく、妻夫木&綾野だからな。さすがにゲイDVDのような描写までは無いけど、けっこうハードな絡みだったな。公開当時に観れば良かったんだけど、まぁ、話題の映画はまわりが落ち着いてから観る、ってのがオレの基本姿勢なんで、しばらく時間を空けてたんだけど、今回、初めて観てみた。

その他の出演者も渡辺謙宮崎あおい松山ケンイチ等々、豪華な顔ぶれだ。
原作は吉田修一。これね、本は買ってたんだけど、途中で投げ出したまま。なんとなく他の本を読んだりしてたら放置状態になってしまって、とうとう読まずに先に映画を観てしまった。
この原作、もちろんモデルになった事件が有るんだけど、ご存知、市橋達也の事件だ。

連日、テレビでも騒いでたしご存知の方も多いと思うけど、2007年に英語講師の女性が殺害されて、容疑者の市橋達也が顔を整形しながら全国を2年以上にわたって逃亡していたってものだけどね。顔写真なんかも公開されてけっこう大きな騒ぎになったな。逮捕された後に出版されたのが、吉田修一「怒り」なんだけど、事件の記憶も新しかったこともあってかなり売れた本だ。それを映画化したのが、この豪華キャストの「怒り」だ。

原作は途中までしか読んでないけど、映画は原作に忠実に作られているみたいだ。
軽くストーリーの紹介・・・。
東京八王子で若い夫婦が惨殺。この事件現場の壁に、被害者の血で「怒」の文字が描かれてる。犯人は逃走。事件から1年後、千葉東京沖縄に身元不明の三人の男が現れる。なんとなく怪しいと思われながらも、周囲に受け入れられて人間関係を作って行く・・・。ある日、警察が逃走犯人の顔写真を公開、テレビでも大々的に公開されるようになると、その人間関係に揺らぎが生じて・・・。
ってストーリーなんだけど、いやぁ、この映画、思ってた以上に、

面白い!

面白いって言うよりも、観てる者を惹き込む力がある。

この三人の男、何者なんだ?

って興味。
それと、これが大切なテーマだと思うんだけど、公式サイトにも書かれてる・・・

愛した人は殺人犯なのか?
それでも、あなたを信じたい

これは、この映画の重要なモチーフだな。

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まだ読んでない、観てない人も居るかもなんで、いつも通りネタバレ無しで書くけど、この映画は良かった。
千葉東京沖縄の同時進行で描かれてるんだけど、そこに現われた男・・・。千葉では漁協で働く渡辺謙宮崎あおいの親子の元へ。東京では妻夫木君(ゲイ役)の元へ・・・。そして沖縄では広瀬すずの元へ・・・。

渡辺謙の演技、良かったなぁ。

一人娘と身元の知れない男との恋愛に悩む父親。そして、殺人事件の犯人の顔写真が公開されてからの渡辺謙の苦悶の表情・・・。愛する人を信じたいけど、信じ切る事が出来ずに警察に通報してしまう「ちょっと頭の足りない」宮崎あおい。この人、演技のためとはいえ、ほぼスッピンでの出演だからな。泣きわめく宮崎あおい、膝をついて肩を震わせる渡辺謙・・・これ、親子の情愛とか信じきれなかった自分への悔恨とか、その他、いろんな感情が現れていて凄い演技だ。

 

 

妻夫木君も負けてないぞ。東京で気ままに暮らすゲイなんだけど、ある日、ハッテン場(ゲイが集まる有料の場所)で、ある男(綾野剛)と出会う。ここで半ば無理やり関係を持つんだけど・・・

うん、オレはこのシーンが一番観たかった

でも、見どころはここだけじゃなかったな。同棲を始めた妻夫木君綾野剛だけど、だんだんと綾野剛に惹かれていく妻夫木君・・・。ある時、言うんだよね、

一緒の墓に入るか?

これ、一般の人には理解しずらいかもしれないけど、ゲイの人にとっては大事な問題だ。愛する人と一緒の墓に入りたい、普通の夫婦なら、一緒の墓に入る事は当たり前だろうけど・・・。
それぐらい好きになっていたのに、ある時、カフェの中で談笑する綾野剛と女性を目撃してしまう。問いただす妻夫木君、それについて明確に答えない綾野剛・・・。そして姿をけしてしまう綾野剛・・・。

 

テレビで殺人事件の犯人の顔写真が公開されてから、妻夫木君の心に疑念が生じてしまう。

もしかして、あの男は殺人犯なのか?

怖くなったなった妻夫木君、警察からの問い合わせにも、「そんな男は知らない」って言ってしまうんだけどね。
映画のラスト近く、真実を知った時の妻夫木君の表情の変化、これは・・・

見応え充分!

てか、オレもぶっ飛んだ。

ええええ!
そうなの!?
可哀そうすぎる!(涙)

って思ったからな。
号泣する妻夫木君の演技、これも見どころの一つだ。

 

 

沖縄でも身元不明の謎の男・・・。
これを演じる森山未來、まさに怪演!
この人、こういう役を演ると上手いんだよなぁ。

てか、上手すぎ!
もしかして、これがなのか?

って思うほどの怪演だ。
原作と小説はほぼ同じ結末らしいけど、もちろんモデルとなった現実の市橋達也の事件とは結末は違う。この辺は映画的というか、なんていうかドラマチックな結末にしてるけど、もうちょっと現実的なラストにしても良かったような気もする。

 

この映画が問うているのは、

愛する人を最後まで信じられるか?

って事だと思うんだけど、いやぁ、難しいな・・・。
号泣する宮崎あおい、肩を震わせる渡辺謙、顔をクシャクシャにして泣きながら町を歩く妻夫木君・・・観ててたまらない気持ちになった(涙)
期待してなかった作品が、思いのほか良作だと嬉しいな。
最初は、妻夫木君ゲイ絡みシーンだけが目的で借りてきたんだけど・・・

うん、良い映画を観ました!

 



いつものバイト君の誤字・脱字チェックだ。

バイト君
バイト君

さすが妻夫木ファンww

マサト
マサト

おう!
「ウォーターボーイズ」の時からファンだからな!
妻夫木君になら、何されても良いんだわ^^

バイト君
バイト君

いつも言ってますけど・・・
何もしてくれないと思いますww

マサト
マサト

うるせ~な!
てか、オレも言ってみたいセリフが有るんだわ・・・

バイト君
バイト君

なんです?

マサト
マサト

一緒の墓に入るか?

バイト君
バイト君

・・・・・・

 

 

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