12月8日はジョン・レノンと『トラ・トラ・トラ!』って話

12月8日だな。
70歳とか80歳、太平洋戦争を知ってる人には、記憶に残る日かもしれないけど、1941年12月8日(日本時間)、日本がハワイの真珠湾を奇襲攻撃した日だ。オレが子供の頃なんて、12月8日になると、テレビで戦争の特番なんかを放送してたけど、今じゃ、そういう事もなくなった。まぁ、作り手が戦争を知らない世代ばかりになってるだろうし、仕方がないのかもしれないけどな。近頃じゃ、日本とアメリカが戦争した事を知らない大学生も居るぐらいだし。自分の国の歴史を知らないとか、オレには理解不能だけど、そういう時代になったんだろうな。
12月8日と言えば、もう一つ、大きな出来事がある。1980年ジョン・レノンが自宅のダコタ・ハウスの前で射殺された日だ。
って事で、今回はジョン・レノンと真珠湾攻撃を描いた映画『トラ・トラ・トラ!』の話。

 

ジョン・レノンが射殺された日の事はよく覚えてる。
あの日、友達3人と連れ立って、学校帰りにオレに家に居たんだけどね。オレの家で何かして遊ぼう!って事で、連れ立って帰って来たわけ。
家に帰って、何か音楽でも聴こう、って事でFMラジオをつけたんだけど・・・。
いきなり流れてきたのは、ジョン・レノンが射殺されたっていうニュースだ。もう友達も含めて大騒動だったな。ウチで飼ってた室内犬のマリオレの妹)も大興奮。友達に抱かれたまま、オシッコを漏らしたぐらいだ(涙)
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まぁ、友達の制服がオシッコビショビショになろうが、そんな事は知ったこっちゃない。あのジョン・レノンが殺されたんだからな。
ウソだろ!?
何で!?
なんて、大騒ぎになったぞ。
と言うのも、この事件が起こったのは、ジョン・レノンが5年に及ぶ沈黙(主夫生活)を破って、アルバム『ダブル・ファンタジー』を発表した直後だ。アルバムの一曲目を飾る(Just Like)Starting Overは連日、ラジオで流されていたし、アルバムのジャケット写真は篠山紀信の撮影って事もあって、日本でも話題になってたアルバムだ。もちろんオレもレコードを買ってた。

アルバムの評価は別に書くとして、当時、洋楽界の話題を独占してたジョン・レノンが死んだってニュースは、音楽ファンにとっては大衝撃だったぞ。
小学校の低学年ぐらいでビートルズを覚えて、やっとビートルズの曲をソラで唄えるようになった頃で、ソロ活動になってからのポールやらジョンの曲も聴き始めた頃だ。話題の『ダブル・ファンタジー』を小遣いをはたいて買った直後に、ジョン・レノンが射殺されるとか・・・
オレにはなかなかの衝撃だったのだ。
何となくImagineの良さも解りかけてきた頃・・・。やっとジョンの良さが解りかけてきた頃だ。
夕方6時のテレビニュースは、もちろんトップで報じてたな。ジョンが唄うStand by Meのライブ映像が繰り返し流されたのを覚えてる。
12月8日は、一生、忘れられない日なのだ。
ちなみにこの『ダブル・ファンタジー』だけど、ちょっとオレの好みとはズレてるんだよなぁ。たしかに(Just Like)Starting OverとかWomanは名曲だと思うんだけど、アルバムの半分を占めるオノ・ヨーコの曲がいただけない。ジョンヨーコの曲が交互に収録されているんだけど、オレが聴きたいのはジョンの曲、ジョンのボーカルだ。
オノ・ヨーコのボーカルじゃない。

この点で不満の残るアルバムだ。だけど、ジョンの射殺もあったせいか、全英・全米で1位を獲得、1981年のグラミー賞アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞してる。まぁ、ジョン・レノンが20世紀の偉大なアーティストであることは間違いないだろ。
今日はジョンの曲を聴きまくるぞ。
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で、12月8日と言えば、もう一つ。太平洋戦争が始まった日だな。
日本海軍がハワイ、オアフ島の真珠湾を奇襲攻撃した日だ。この辺りの時代を描いた映画だと『パール・ハーバー』なんてのが有るけど、あれは・・・
歴史に残る大愚作!
だと思ってる。
史実をネジ曲げる描写時代考証なんかハチャメチャ、単なる恋愛映画だ。
実にくだらない映画だ。
詳しい事はwikiさんに書かれてるけど、最初に観た時、超絶的に不愉快になったからな。アメリカの評論家ロジャー・イーバート「この作品は真珠湾攻撃を知らないか、第二次世界大戦さえも知らない観客を対象に作ったのだろう」って述べてるらしいけど、普通に歴史を勉強してる人間からみたら、観客をバカにしてる映画だ。この映画は2001年の公開だけど、もっと前、1970年に史実に忠実な映画が公開されてる。
それが『トラ・トラ・トラ!』だ。

アメリカ映画だけど、実質的には日米合作の映画と言って良いかな。アメリカ側と日本側、双方に監督を配置して、それぞれを組み合わせて一本の映画に仕立てるというものだ。
最初、日本側の監督にはあの黒澤明があたっていたんだけど、紆余曲折の末、舛田利雄深作欣二に落ち着いて撮影。アメリカ側の監督は『ミクロの決死圏』『ソイレント・グリーン』リチャード・フライシャー
日米開戦前の状況から真珠湾攻撃までを描いてるんだけど、かなり史実に忠実な映画だ。この時代の事には興味があって、それこそ何十冊も本を読んだりしてるけど、有名なエピソードなんかも描かれているし、日米双方にかなり「公平」に描かれているように思う。
この映画のタイトル、『トラ・トラ・トラ!』だけど、これは、日本軍の暗号電信(電報)で「ワレ奇襲ニ成功セリ」を意味するもの。正確には「奇襲を開始する」ことを伝えた暗号電文なんだけど、この電文をタイトルにした映画だ。
ちなみに作戦行動開始の電文は、こちらも有名だけど「ニイタカヤマノボレ一二〇八」12月8日に攻撃を開始せよ、って意味だな。この電文がハワイに向けて移動中の機動部隊に発信されたのは12月2日
話が脱線した・・・。
この『トラ・トラ・トラ!』、史実に忠実なのもさることながら、戦闘シーンもなかなかのモノだ。
1970年の映画なんでね、もちろんCGなんてのは無いけど、現代でも通用する迫力。もっと言えば、下手にCGを使ってない分、描写に「嘘くささ」が無い。近頃の映画だと、やたらとCGを使って、迫力だけはあるけど「妙にウソっぽい」って映画も有るけど、こちらは正真正銘、「本物の迫力」だな。
演じてる俳優陣もなかなか豪華で、日本側は山村聡東野英治郎田村高廣、アメリカ側にジョセフ・コットンマーティン・バルサム等々・・・。陸軍長官を演じるジョセフ・コットンなんて『第三の男』とか『市民ケーン』で知られる名優中の名優だ。
毎年、12月8日には生徒やらバイト連中に言ってるけど、
ジブリの映画を観るのもエエけど、たまには、自分の国の歴史を学ぶ映画も観ろ!
そして、寝る前はジョン・レノンを聴け!

 

いつものバイト君の下書きチェックだ。

バイト君:ウチに来てるバイトの子、全員、この映画を観てるでしょ!
観ないと怒るし・・・

当たり前だ!
自分の国の歴史ぐらい知っとけっての!

バイト君:また興奮する・・・
それを言うなら・・・
少しは若者の文化にも理解を示してください!

・・・・・・

世代間のギャップは埋まらないらしいな(涙)

 

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