映画【東京難民】現代社会の暗部を描いた秀作だった!って話

4月だな。
新入社員なんかは緊張の日々を送ってるんだろうけど、オレは自堕落な生活をしてるぞww
仕事の方はバイト連中に任せて、オレは朝からパチンコ競艇、夜は名古屋で〇〇〇遊びと・・・まぁ、ダメ人間の典型のような生活だな。
よく言うでしょ、「飲む・打つ・買う」って・・・。オレは酒は飲まないんで、打つ買うだけだけどなw
まぁ、仕事も余裕あるし、オレの甲斐性でやってるんだから良いのだ。
好きな事も出来なかったら、せっかくの独身の意味が無いと思ってる。仕事する時は超集中して仕事するけど、力を抜く時は思いっきり堕落するのがマサト式!

 

で、今回の話は映画の話だ。
けっこう評判になってたし、凄い映画だってのは聞いてたけど、この『東京難民』は観てなかった・・・。
昨日、寝る前の事だけど、Amazonプライム・ビデオをボ~ッと眺めてたわけ。
何か面白そうな映画やってないのか?
最近、仕事の方は他人任せで指図だけして日中は遊んでるんでね、一日が長いww なかなか時間が経たないのだ。で、映画でも観ようか、って事でAmazonプライム・ビデオのトップを眺めてたんだけど、『東京難民』が有るじゃないか・・・。

原作は読んでないけど、話題になった映画だし観てみようか・・・
と、観始めたんだけど、これがなかなか・・・
観る者を引き込むパワー溢れる良作だった。
夜中の1時に視聴開始だ。
あのね、この映画・・・
凄いわ!
なんか・・・
いろいろとブッ飛んだぞ!ww
この映画が描いてるのは、一人の大学生がホームレスにまで堕ちていく姿だ。
何年か前に話題になったネットカフェ難民はもちろのこと、ホスト業界の光と闇、日雇い労働者の過酷な現実、風俗産業で働く女性の悲哀、ホームレスの日常等々、これでもかって言うぐらい現代の日本の格差社会を描いてる。人によっては、今の時代は格差社会じゃなくて階級社会って言う人も居るけどな。
いやぁ、邦画でこれだけインパクトのある作品を観たのは久々だ。柳楽優弥『誰も知らない』を観た時もブッ飛んだけど、この映画も強烈なインパクトだ。そして悲しい映画。悲しいと言えば『砂の器』なんか子役の演技に涙したものだけど、それに通じる悲しさがある。主人公の大学生しかり、ソープ嬢に堕ちていく恋人しかり・・・。
冒頭部分は呑気に大学生活を送る主人公を描いていて、ちょっとダルい感じもするかもだけど、大学を除籍になりネットカフェ難民になるあたりからは、もう目が離せない展開だ。
いつものように軽くwikiさんから映画の概要を引用すると、

現代日本のもう1つの顔でタブーとされる裏社会の素顔に迫り、”見えない貧困”とも言われる格差社会の真実をリアルに描く。スマホとパソコンに依存しがちな若者(特に高校生)に観てほしいという思いから、R15+に指定されている。キャッチコピーは「底辺より怖い、底なし。堕ちたら最後―。」原作よりも大幅に登場人物が減っており、大学の彼女と友達2人が登場せず。大学の友人たちとのエピソードが省かれている。

キャッチコピーが凄いな・・・。
底辺より怖い、底なし。
堕ちたら最後。

うん、キャッチコピーの通り、怖い世界が描かれてる秀作だった。

オレなりに映画の流れをまとめてみると・・・。
自由気ままに暮らす大学生の時枝 修。ある日、事業に失敗した父親が失踪、大学の授業料が振り込まれておらず、修の知らないうちに大学を除籍になってしまう。もちろん家賃の振り込みもなくアパートを追い出される修・・・。ここら辺りから怒涛の展開だ。
生きるためにティッシュ配りのバイトをしながらネットカフェで寝泊まりする修だけど、そこで治験のバイトを見つけて高額なお金を手にする。警察に職務質問されたり、細々した事件の後、瑠衣という女に騙されてホストクラブで高額な請求をされてしまう。お金を払えない修は、そのホストクラブで働くことに・・・。
ホストらしからぬ性格の修だけど、どうにかこうにか看護師の茜という指名客を得ることに成功。恋人のような関係になる。そんな時、高額なツケを払わずに姿を消した瑠衣のために同僚の順矢が窮地に・・・。
茜に借金をしてなんとか窮地を脱出したように思えたのだが・・・。
この辺の描写は華やかなホスト業界の裏側を描いてるんだけど、ちゃんと人間が描けてる。通り一遍の描写じゃなくて、修の心情が痛いほど伝わってくる。
紆余曲折の末、修と順矢はホストクラブを逃げ出し千葉の建設現場で働くことに・・・。ここら辺の描写も日雇い労働者の悲哀が出ていて画面にくぎ付けになる。平穏な生活を取り戻したかに見えた修だけど、ホストクラブのボスが現れて順矢を連れ去ってしまう。
順矢の身を案じてホストクラブへ向かう修。半殺しの目に遭い河川敷に捨てられる修。その修を助けるホームレスの鈴本。このホームレスの鈴本を演じてるのは井上 順だけど、良い味出してるんだよなぁ。
建設現場で順矢が言った言葉、「虫のように生きる」を実践しようと、自分の名前も捨てる修だけど、ある日、拾った雑誌でかつての恋人 茜がソープ嬢になっていることを知る。借りた金を返そうと茜の居る店に行く修・・・。(もちろん全額じゃない)
ここは名場面だな。
ホストの修に入れ上げてお金を遣ってた看護師の茜が、今はソープ嬢になってるんだけど、修が持ってきたお金を受け取らないんだよね。修と茜の感情の機微・・・長い事、女性と恋愛してないオレにもこのシーンは胸を打たれる(涙)
まぁ、オレがあ~だこ~だ言っても、この映画、オレの下手な文章じゃ良さが伝わらない。
もうね、少しでも興味を持ったら、
観てみろ!
って言いたい。

映画の随所に東日本大震災のことがチラッと出てくるんだけどね・・・。街の風景の片隅に「頑張ろう、日本!」とか「絆」なんて垂れ幕がさりげなく写されたりね。
だけど、と言っていながら、修のように社会から底なし沼に堕ちていくような人間には、その絆も繋がれていないのか?なんて考えさせられる映画だったな。
細かな部分まで作り込まれてる、深い映画だ。
tokyonanmin001

この映画で修を演じてるのは中村 蒼って言う役者なんだけど、この人の事は知らなかったんだよなぁ。
この人、凄いよ・・・。
普通の大学生からネットカフェ難民ホスト日雇い労働者ホームレスへと堕ちていく若者を熱演してるわ。ちょっと気になる存在になったぞ。
さっそくwikiさんで調べてみたら、すでに結婚されてるようでガッカリだけどなww
そうそう、監督は佐々部 清さん。テレビドラマや映画を撮ってる売れっ子監督の一人だな。『ツレがうつになりまして。』『出口のない海』を撮ってる監督。戦争ものから軽いコメディ調のものまで守備範囲の広い監督だけど、この『東京難民』は現時点での佐々部監督の最高傑作じゃないか?

いやぁ、それにしても、すごい映画だったな・・・。
観終わった後、妙に目が冴えて眠れなくなったからな。
映画はもちろんフィクションだけど、あれだよ・・・こういう事は・・・
誰にでも起こりうる!
そういう意味では怖い映画でもある。
この映画、原作があって文庫も出てるそうだけど、原作の方は、う~ん、読まないかな。
もう充分に映画で堪能してしまった。
お腹一杯なのだ!
しばらくは重い話は勘弁!
って思ってるぞ(涙)

 

いつものバイト君の下書きチェックだ。

バイト君:これは凄そうな映画ですね~

凄いぞ!
お前だって、いつ転落するか分からんぞ
ww

バイト君:・・・・・・
まぁ、マサトさんが居るから大丈夫!^^

・・・・・・
オレだって、生きるのに一生懸命なのだわ(泣)

バイト君:そのわりには、開店からパチンコ行ったり、競艇行ったり、随分と遊んでるような・・・

・・・・・・

 

コメント

リンク

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ ちょい悪オヤジへ

f:id:masa10t:20181113063452j:plain